茶人、千利休は一期一会と称し「客を迎えるのは一生涯中のこの一回の他にあらず」と申しております。この不思議とも思われる縁ある出逢いこそ大事ではないかと思っております。私も、数々の縁によりここまで来られた気がします。私がまだ見習の時代のいろいろなシェフとの出逢い、良き友との出逢い、良き材料との出合い、良き商品との出合い、良きスタッフとの出逢い、そして良きお客様との出逢い、どれも、大切でかけがえのない歓びの出逢いです。例えば、ずっと探していた材料が見つかった時などすごく嬉しいですし、お客様がお菓子を、美味しそうに召し上がっている顔を見た瞬間、この職業に就いて本当に良かったと思います。私は、この一瞬の縁に日々感謝し心を託してお菓子を創っております。そして、これからもそう有り続けたいと思っております。